【進路を考える】支援学級の息子と高等学園の見学へ

障害児育児・通院

中学校で突然始まった「進路」の話

今、中学2年の息子は支援学級に在籍しています。

小6の終わりに提出した中学校の書類に「進路記入欄」があり、全く考えていなかった私たちはびっくり。

入学してすぐ、先生から「支援学校や支援学園の見学にぜひ」と案内がありました。焦りながら調べてみると、この地域には 県立の支援学校高等学園 もあり、しかも入試がある狭き門だということを知りました。

主治医から「〇〇高等学園が合うと思うよ」と言われたこともあり、実際に見学へ行くことにしました。

高等学園を見学して感じたこと

自宅から車で1時間。家族3人で訪れた学園には、たくさんの魅力がありました。

1年生は全員寮生活

四人部屋で、ベッドや机、大きなお風呂や洗濯室がありました。

自分のものは自分で洗濯。スマホは学校に預けて金曜に返却。

自立につながる環境

歯磨きや着替えがまだ苦手な息子ですが、1年間の寮生活で力がつきそう。友達と過ごす時間はかけがえのない成長につながるはず。

一人暮らし体験も

校舎の向かいには1階建てのワンルームがあり、テレビや冷蔵庫も完備。

年に数日、一人暮らしを体験し、買い物・料理・登校まで自分で行うそうです。

中学校での息子の変化

小学校では「お客様扱い」で優しくされることが多かった息子。

中学校の支援学級では人数が多く、「しょうがないね」と甘やかされることはなくなりました。

最初はコミュニケーションで苦労しましたが、同じ地下鉄好きの友達や「一緒に帰ろう」と誘ってくれる友達ができ、親友と呼べる関係も生まれました。

見学の日も、中1で仲良くなった子たちと笑い合う姿が見られて、私も胸が熱くなりました。

広がる夢と挑戦

高等学園にはたくさんの部活があり、見学会では生徒さんがイキイキと説明してくれました。

中学校で部活に入れなかった息子も「やってみたい!」と夢が広がります。

特にソフトボール部は大会にも参加していて、キラキラした未来を思い描いているようでした。

入試に向けた不安と取り組み

もちろん、高等学園には入試があります。

面接

作業試験

国語・数学の筆記試験

息子は勉強がかなり苦手で、最初はテスト中に「先生、教えてください」と頼ってしまうことも。

でも2年生になった今は、最後まで一人でテストを受けられるように成長しました。点数はまだ低いですが、頑張っています。

学校の先生も、過去問を取り入れたり、作業練習を増やしてくださり、少しずつ準備が進んでいます。

おわりに

就労に向けた授業や実習も充実している人気の学園。合格は簡単ではありません。

それでも、挑戦すること自体が息子の大きな成長になると信じています。

「親元を離れて自分のことをする」

「友達と助け合いながら生活する」

これからの進路を考える中で、息子の未来に希望を感じられる時間になりました。

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