高等学園の教育相談へ行ってきました
昨日は、中学3年生の息子の高等学園の教育相談に行ってきました。
私の住む地域には、軽度知的障害のある生徒が、卒業後の就労や社会生活を見据えて学ぶ、職業教育や生活面の指導に力を入れている特別支援学校高等部が複数あります。
寮生活をしながら、一般就労を目指して訓練や実習を行うため、就職に向けた環境が整っている一方、希望者も多く、受験すれば必ず入学できるわけではありません。
息子は中学1年生の頃から、毎年学校見学をさせていただいてきました。
今年はオープンキャンパスにも参加し、実際の授業や活動を体験させていただきました。
我が家が現在気になっている高等学園は2校あります。
どちらも平日は寮で生活し、週末は自宅に帰るスタイル。
自宅からは交通機関を利用して1時間ほどの距離なので、入学できたら、いずれは息子が一人で通うことになります。
寮生活で「自分のことを自分でできるように」
見学した寮には2段ベッドがあり、机も備え付けられていました。
洗濯室には洗濯機がたくさんあり、毎日、その日に着たものを自分で洗濯して干しているそうです。
息子は協調運動障害があり、細かい作業が苦手です。
布団を畳む、歯磨きをする、髪をとかす、箸を使う。
こうした基本的なことにも苦手意識が強く、今でも「手伝って」と私に言うことがあります。
麻痺はないので、小さい頃から少しずつできるようになろうと励ましながら、時にはケンカもしながら、一緒に練習してきました。
でも、母親である私には甘えも出ます。
そこへ反抗期も重なり、最近は朝の支度をするだけでもバトルになることが増えてきました😅
上手く身体を動かせないことを思うと、可哀想だなと思うこともあります。
それでも、これまで繰り返し練習することで、できるようになってきたこともたくさんあります。
3回だった縄跳びが、今では60回以上に
その一つが縄跳びです。
中学校に入学するまでは、3回しか跳ぶことができませんでした。
それが、毎朝、担任の先生と授業前に練習を続けてくださり、今では60回を超えて跳べるようになりました。
今は、卒業までに100回を目指して頑張っています。
こうして振り返ってみると、息子はこれまでも本当にたくさんの先生方に支えていただきながら、少しずつできることを増やしてきたんだなと思います。
だからこそ、私のいない寮生活の中で、自分のことは自分でできるようにチャレンジすることも、息子にとって大切な経験になるのではないかと思っています。
親元を離れて、友達と一緒に生活する。
部活動や委員会活動など、これまで支援学級では参加する機会がなかったことにも挑戦する。
そんな経験が、息子にとって素敵な青春の1ページになったらいいなと思っています。
息子自身も「ここに行きたい」と思うように
見学やオープンキャンパスで、先生方のお話を聞いたり、実際に体験させていただいたりしたことで、息子自身にも少しずつ変化がありました。
「入学したらこんな生活をするんだ」
「楽しそうだな」
「将来はこういうところに就職してみたい」
そんなふうに、入学後や将来のイメージが持てるようになってきました。
そして今は、**「受験したい」**と考えています。
そんな中で、昨日は教育相談の日でした。
いよいよ教育相談へ
中学校の担任の先生と現地で待ち合わせをして、夫も一緒に4人で行ってきました。
控室で待っている間も、息子は
「緊張するーー」
と言って、顔が強張っていました。
すると先生が、
「今日の教育相談は合否には関係ないから、自分の考えていることを正直にお話ししていいんだよ」
と声をかけてくださいました。
それを聞いて、少しほっとしたようでした。
時間になり、お部屋に入るときには、
「失礼します。よろしくお願いします」
と、落ち着いた声で入っていきました。
最初に「自己紹介をしてください」と言われると、緊張しながらも、ハキハキと話すことができていました。
それを見て、私は内心、
すごい!
と感動していました。
中学校では、4月から本格的に面接の練習をしてくださっていたそうです。
その練習の成果が、ちゃんと出ていました。
自宅では、あんなにゆっくり、はっきり話せないのに😅
たくさんの質問にも頑張って答えました
その後も、志望動機やオープンキャンパスの感想、自宅ではどんなお手伝いをしているかなど、思っていた以上にたくさんの質問がありました😂
本番の受験でも面接があるため、中学校ではその対策も始めてくださっていたそうです。
息子も緊張しながら、なんとか一つひとつ答えていました。
途中、「卓球」という言葉がなかなか伝わらず、何度も聞き返される場面もありました。
それでも、身振り手振りを使ったり、ゆっくり発音してみたりしながら、なんとか伝えることができました。
家族や担任の先生は耳が慣れているので、息子が「卓球」と言えば、しっかり「卓球」と聞こえています。
でも、息子は「た行」の破裂音が苦手なので、おそらく「かっきゅ」のように聞こえていたのかなと思います。
これから成長していくにつれて、初めて会う人に言葉が伝わらない場面も増えてくるかもしれません。
だからこそ、伝わらないからと諦めるのではなく、どうしたら伝わるのか工夫することや、発音のトレーニングを続けることは大切なんだなと、改めて感じました。
それでも、緊張する中で、初めて会う方に礼儀正しく、自分の思いを伝えようとしている姿を見ることができたのは嬉しかったです。
そして、頼もしくも感じました。
ここまでできるようになったのは、息子自身の頑張りだけではなく、中学校の先生方が長い時間をかけて面接の練習や日々の指導を積み重ねてくださったおかげだと思います。
本当にありがたいです。
私たち両親にも質問がありました
私たち両親にも質問がありました。
息子の成長の過程や病歴については私が。
息子につけてほしい力や、将来についての希望などは夫が話しました。
やっぱり、大人の私たちも少し緊張しました🤭
学校生活について不安に思っていることも質問させていただき、細やかに説明していただいたことで、少し安心することができました。
また、資料には、気になっていた制服や給食など、支払いが必要になるものの金額も記載されていました。
就学奨励費の対象になるため、支払った費用の一部は戻ってくるようですが、実際にいくら戻ってくるのかは、もう少し調べてみないと分かりません。
まずは、記載されている費用を準備しておかなくてはいけないなと思っています。
2校とも魅力的で、ますます迷います
来週には、第一希望として考えている高等学園の教育相談もあります。
今回伺った学校も、実際にお話を聞いてみると、
やっぱりいい学校だなー
と、私自身も迷い始めています。
希望者が多く、毎年定員を超えている学校なので、息子の学力では厳しいかもしれません。
それでも、今できることを一つずつ頑張って、受験の日を迎えられたらと思っています。
そして何より、息子自身が「ここで学びたい」「受験したい」と思える学校に出会えたこと。
それだけでも、ここまで見学や体験を続けてきてよかったなと思います。
まだ結果は分かりません。
これから受験に向けて、もうひと頑張り。
息子と一緒に準備を進めていきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

