乳がん体験記⑤【乳がんと診断された日】家族に支えられた、私のスタート

私の乳がん体験記🌈

お正月明け、突然の診断

お正月が明けて間もないころ。

病院で「乳がんです」と告げられました。

あまりに突然のことに、頭が真っ白に。

でもその場で、先生が手術をしてくれる病院を一緒に考えてくださり、紹介状を書いて、初回の予約まですべて手配してくれました。

「そっか…ここでは手術できないんだな」

ぼんやりそう思いながら、現実味がないまま病院をあとにしました。

はじめての手術、病院選びの不安

病気での入院も、手術も、私にとっては人生で初めてのこと。

「どの病院がいいか」と聞かれても、どう考えていいのか分からず、不安ばかりが押し寄せてきました。

でも、ふと頭に浮かんだのは息子のこと。

当時小学生だった息子は、生まれてから何度も入院や検査を経験していて、よく通っていた総合病院がありました。

「慣れているあの病院なら、少し安心できるかもしれない」

そんな思いで、その病院を希望しました。

実際、検査室の場所や会計の仕方など、少しでも知っていることがあるだけで、気持ちはだいぶラクになりました😌

先生や看護師さんに支えられて

もちろん、私はおっちょこちょいなので

たくさん失敗もしましたし、分からないことだらけでした。

でもそのたびに、先生や看護師さんが優しくサポートしてくださって。

不安でいっぱいの私を、そっと支えてくださいました。

がんを見つけてくださった先生とは、ここでお別れ。

しっかりお礼もできないまま、ぼーっとしたまま病院をあとにした日のこと、今でもよく覚えています。

息子のこと、家族のこと

家に帰る道すがら、頭の中はぐるぐる。

「手術かぁ…」

「息子、どうしよう」

支援学級に通っている息子は、毎日私が送り迎えをしています。

激務の夫には頼りづらくて、県外の実家に預けた方がいいのか…答えは出せないまま、いろんなことを考えていました。

夜勤明けの夫に伝えた日

自宅に着くと、夜勤明けの夫がちょうど休んでいました。

私は、まだ答えを出せずにいたけれど

「実はね、乳がんの診断を受けて…手術することになったの」と伝えました。

すると夫は、迷うことなくこう言ってくれたんです。

「なるべく早く手術してもらおう」

「治療費はいくらかかってもいいから、最善の治療を受けよう」

「息子のことは全部俺がやるから、大丈夫だよ!」

中学生のときに、お母さんを子宮がんで亡くした夫にとって

“初期のがん”といっても、きっと不安だったはず。

それでも、明るく前向きに支えてくれたこと、今でも本当に感謝しています。

次回予告:手術前のハプニング⁉

次回は、手術までのことを綴ろうと思います✍️

実は…手術の1週間前、息子が救急車で運ばれてしまうという出来事がありました🥹

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