乳がん体験記⑦入院前日、家族の涙と決意の日──乳がん手術へ向かう心の準備

私の乳がん体験記🌈

1月に手術の日程が決まり、「4月か…長いなぁ」と最初は感じていました。

でも実際は、その間にいろいろな準備や日々の忙しさがあり、気づけばあっという間に当日がやってきました。

コロナ禍だったこともあり、面会は禁止。

手術中も夫が病院内で待機することはできず、終了後に先生から電話で連絡を受けるという流れに。

当日は、夫と息子が病院まで付き添ってくれました。

手術は全身麻酔だったため、事前に大学病院内の歯科を受診。

小さな虫歯が見つかり、かかりつけの歯科で治療するよう指示されました。

そして手術当日も、まずは歯科で最終チェックを受けてから入院病棟へ向かいます。

そこから先は、入院患者のみが立ち入り可能なエリア。

エレベーターの前で、家族とお別れしました。

「頑張ってね!」とスーツケースを渡してくれた夫。

私は「あとお願いします☺️」と返して受け取り、エレベーターへ。

その横で、息子は夫と手をつなぎながら、じっと私を見つめています。

エレベーターの扉が閉まりかけたその瞬間——

「うわーーん!」と、泣き出してしまいました🥹

「治して早く帰るからね!」

私が頑張るというよりも、むしろ家族の方が頑張ってくれている。

それでも、この数日を無事に乗り越えて、元気に帰ろうと心に決めました✊🏻 ̖́-

午前中に入院してからは、検査や手続きが続きます。

先生や麻酔科の先生、事務の方や看護師さんたちが次々と来てくださり、明日の手術について説明してくれました。

気づけば夕方に。

最後に、センチネルリンパ節生検を受けました。

「痛い」とは聞いていたけれど、私の乳がん治療の中では、この検査が一番の痛みでした😅

ビリビリするような感覚。でも、私の場合は1時間ほどで落ち着きました。

そのまま最後の診察へ。

「明日は朝から手術です。終わったら旦那さんにご連絡しますね」と先生。

そして、数日前に息子が救急搬送された話も聞いてくださり、

「経過がよければ、できるだけ早めの退院を考えましょう」と優しい言葉もかけていただきました。

夕食中、夫からビデオ通話が📞

息子はもうベッドに入り、テレビを観てリラックスしていたようです。

エレベーター前で泣いた息子は、その後大好きな回転寿司に連れて行ってもらい、晩ご飯はマルシンハンバーグを食べたとのこと☺️

思ったより元気そうで、心からホッとしました。

手術前夜は緊張で眠れないかも…と思っていましたが、

持参した漫画を読んだり、テレビを観たり(この日、有吉さんと夏目ちゃんが『怒り新党』で結婚発表していましたね)しているうちに、いつの間にか眠っていました。

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